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パソコントラブルサポート事例 アウトルック2007のアカウントをアウトルック2013に移す(福岡市南区)

アウトルック2007のアカウントをアウトルック2013に移すように依頼された。
これは依頼人が仕事で使っているWindows7の初期設定作業中に起きたトラブルの中で特に手を焼いたもののひとつである。



ご存じと思うがOutlookExpressや、Windows Mail、Windows Live Mailなどはアカウントをエクスポートして、他のメールソフトにインポートすることでアカウントの中身を知らなくても簡単に移動することができる。
しかし、アウトルック2007以降のアウトルックにはアカウントをエクスポート、インポートする機能が削除されている。
これは大変困った問題である。

アカウントを移行しようとする場合は元のアウトルックを開けばパスワード以外は簡単にわかる。
依頼人はパスワードを手帳にメモしていたので、これとアウトルック2007のアカウントの設定をあわせてアウトルック2013に入力した。
アウトルックでは設定が正しいかどうかテストすることができる。
試してみたが、ユーザー名かパスワードが間違っていると表示された。
こういうエラーを見るのは何回目だろうか。
正直、まいっている。
依頼人はメモを見てパスワードに間違いはないといっている。
今回はメールサーバーを管理している会社に問い合わせるわけにはいかない。
その会社は料金を安くしている代わりにサポートをほとんどやっていないのである。

しばらく悩んだ。
アウトルック2007のアカウントにはパスワードが●●●●●と表示されている。
これを通常の文字列に変換して表示できるフリーソフトがあったような気がしたのだがアウトルックに対応したものは見あたらなかった。

依頼人のメモをしばらく見ていて気がついた。
依頼人がパスワードだといった文字列の何行か上にやはりパスワードらしい文字列が書かれている。
その文字列の文字数はアウトルック2007のアカウントにある●で表示されているパスワードの文字数と一致している。
これをパスワードとして入力してみた。
ビンゴ!
これでメールは使えるようになった。

メールの設定が判じ物になるのは何度も経験した。
くれぐれもパスワードの管理はしっかりしてもらいたい。






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