無線ＬＡＮルータに子どもが触ってからパソコンがインターネットにつながらなくなったので修理してほしいという依頼を受けた。
無線ＬＡＮルータはバッファロー、回線はＮＴＴのＶＤＳＬ、パソコンはＸＰである。
パソコンを確認したがインターネットにはつながっていない。



無線ＬＡＮルータとＶＤＳＬのモデムはパソコンから離れたところにあるので、その場所に検証用のノートパソコンを持ち込み、ＬＡＮケーブルをつかって、無線ＬＡＮルータに直接つないでみた。
インターネットには接続できない。
無線ＬＡＮの接続を調べた。
検証用のパソコンは電波を受信している。
画面には無線ＬＡＮルータのＳＳＩＤが表示されている。
次にＶＤＳＬのモデムを調べた。
モデムの前面にあるランプではＰＰＰと書かれているランプだけが消えている。
一般的にはこれはプロバイダーとの間で通信が確立していないことを意味している。
ＶＤＳＬのモデムはルータ機能とひかり電話の機能が統合されている。
そこでこのモデムに検証用のパソコンでアクセスして、プロバイダとの接続に必要な設定がされているか確認したが空白になっていた。
次に、プロバイダとの接続に必要なユーザーＩＤとパスワードを設定した。
するとＰＰＰと書かれているランプが点灯した。
検証用のパソコンとＶＤＳＬのモデムをＬＡＮケーブルでつなぐとインターネットに接続できるようになった。
次に無線ＬＡＮルータの設定がＡＵＴＯになっているのをＯＦＦにして再起動した。
これで依頼人のパソコンやスマホがインターネットにつながるようになった。
無線ＬＡＮルータにプロバイダとの接続に必要な設定がされていたらしいがその設定が消えてしまったらしい。
依頼人は子どもには無線ＬＡＮルータに触らせないことを誓っていたがさてどうだろう。

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