スカイプを使おうと思ったら妙な画面が出て操作できずに困っているという相談を受けた。
訪問してパソコンを見せてもらうとそこにはスカイプのログイン(スカイプの画面にはサインインと書かれている)画面が表示されていた。
いつもはこのような画面はでないとおっしゃる。
そこでとりあえずパスワードを入力してみることにした。
パスワードはわかりますかというとそんなものは覚えていないといわれる。
パスワードがわからないと先には進みませんと告げると家電の保証書などが閉じられた分厚いファイルをもってきた。
ファイルの中身を二人で調べると中程に、スカイプのＩＤとパスワードが書かれた紙が挟まっていた。
見つかったパスワードを入力すると問題なくログインできてスカイプは使えるようになった。
私は依頼人の問題は解決したものと思い、次回同じような画面が表示されたらパスワードを入力してくださいと告げ、引き揚げようとした。
しかし、私の考えは間違っていた。
依頼人はなぜログインを要求する画面が出るようになったのか知りたがっていた。
そこで、スカイプをログアウトしてもう一度起動するとやはり、ログイン要求画面がでた。
依頼人は今まで長いことスカイプを利用していたがパスワードを入力しろなどといわれたことはないという。
依頼人の要求は毎回パスワードを入れる必要がないようにしてほしいということだった。
調べてみた。
スカイプのログイン画面には自動ログイン(パスワードの保存)というのがあり、チェックを入れるとパスワードを記憶してくれる。
私が操作したときにもチェックは入っていた。
しかし、ログアウトするとパスワードを要求してくる。
つまりそういうことである。
スカイプはログアウトせずに終了すると次回起動したときにパスワードを聞いてこない。
しかし、ログアウトするとパスワードを聞いてくる。
依頼人は普段は×ボタンを押して終了していたらしいが、今回の問題が起きたときにはログアウトをしてしまったのだろう。
