ＷｉｎｄｏｗｓＶｉｓｔａでインターネットを見ようとしたらウィンドウが次から次に開いて消せなくなったという電話がかかった。
訪問して画面を見るとタスクバーに同じ海外のサイトがたくさん表示されている。
インターネットエクスプローラーの右上にある×ボタンを押しても消えずに逆に増えていく。
とりあえずこの現象はいつから起き始めたのか聞いてみると昨日からだといわれた。
システムの復元を試してみることにした。
3日前の復元ポイントがあったのでこれをやってみた。
再起動して、インターネットエクスプローラーを起動してみたがウインドウが多数開く現象は出なくなっていた。
しかし、タスクバーにUniblue社のソフトが表示され始め、アクティブになりたがっていた。
「RegistryBooster」「SpeedUpMyPC」「DriverScanner」などである。
これらはエラー表示で不安をあおって購入誘導することで有名である。
とりあえずタスクバーに表示されているソフトは右クリックして閉じた。
次にコントロールパネルからすべて削除した。
これで大丈夫かと思ったがセキュリティセンターからウイルス対策ソフトが無効になっているとの警告が出ていた。
タスクバーの通知領域では動いていることになっているが調べてみると更新を実施しているという表示で先に進まない。
これは他のウイルス対策ソフトでも見た現象である。
ウイルスによって動作を停止されているらしい。
今回が初めてではない。
コントロールパネルを開いて削除しようとしたが活動中ということで削除できない。
パソコンを再起動し、Ｆ８キーを押しセーフモードで立ち上げた。今回は問題なくウイルス対策ソフトは削除された。
セキュリティ対策ソフトがなくなったので、とりあえずマイクロソフトセキュリティエッセンシャルズをインストールした。
クイックスキャンを実施するとウイルスを見つけて削除してくれた。
困ったことである。
ウイルスが全く存在しないことを証明するにはリカバリーしかない。
とりあえず、時間を取ってフルスキャンすることをすすめた。
