パソコンを起動したらヴァージョンアップを勧める画面が開いたので、クリックしたら次々に進んでいって、今、マイクロソフトエッジへようこそというのが開いているんだがどうしたらいいんだろうという電話がかかってきた。
相談の電話をかけてきた方は、永遠の初心者を自認されており、もちろん、Windows10がなんであるかわからない。
しかし、それでも自分がとんでもないことをしたらしいということは理解していらっしゃるようだ。
とりあえず、マイクロソフトエッジを消すように指示した。
次にスタートメニューを開くように指示した。
アップグレードが実行されるまでは、Windows8.1を使っていたのだから、インターネットエクスプローラー１１の起動の仕方を教えれば、とりあえず、何とかなるだろうと思ったのだが、そう都合よくはいかなかった。
スタートメニュー→すべてのアプリ→Windowsアクセサリーと進めば、そこにインターネットエクスプローラー１１がある、といったのだが、見当らないといわれた。
おかしい。
仕方がないので、タスクバーにある検索窓からと言いかけて、そこには、コルタナさんがいるのを思い出した。
電話での初心者サポートは難しい。
ここで、直接教えてほしいといわれた。
パソコンを起動するとWindows10はいたって機嫌よく立ち上がった。
Windows8.1に戻すことも考えたが、やめにして、とりあえずシャットダウンのやり方を教えた。
次にインターネットエクスプローラー11の起動を試みた。
しかし、確かにスタートメニュー→すべてのアプリ→Windowsアクセサリーとたどってもインターネットエクスプローラー11は見当らない。
コルタナさんも見つけてくれない。
仕方がないので、エクスプローラーを開いて、iexplorer.exeを直接起動した。
続けて、タスクバーにピン止めした。
その後で、依頼人に、マイクロソフトエッジのアイコンとインターネットエクスプローラー11のアイコンの微妙な違いを教えた。
依頼人は、Windows8.1を使っていた時から使いたいソフトをタスクバーのアイコンをクリックして起動していた。
Windows10のタスクバーにも必要なアイコンが正常に引き継がれていたのでこれで依頼人はパソコンを使えるようになった。
依頼人は、Windows Live Mailとワード、インターネットエクスプローラー11、およびスカイプの4つしか使わない。
ソフトの使い勝手に違いはないのでこれで十分だそうだ。
