パソコンがWindows10にアップグレードされ、インターネットにつながらなくなったのでつながるようにしてほしいという依頼があった。
依頼人曰く訳が分からないままにアップグレードされてしまったそうである。
パソコンは富士通のノートパソコンで、Windows8.1が動いていた。
依頼はインターネットにつながるようにしてほしいということであるが、Windows8.1からWindows10にアップグレードされた場合は、元のWindowsに復元した場合のトラブルが少ないと考えられる。
依頼人宅に訪問した後で、パソコンを立ち上げ、Windows10にアップグレードされてからどのぐらいたつのか聞いてみた。
すると3時間ぐらいという返答をもらった。
Windows8.1に戻すことは可能だがそうしたいか聞いてみたら、可能なら戻してほしいといわれた。
そこで、Win＋Iを使い、設定画面→更新とセキュリティ→回復と進み、Windows8.1への回復を開始した。
約20分ほどで、パソコンのOSはWindows8.1に戻った。
しかし、インターネットには接続されていない。
パソコンはbuffalo社の無線LANルータを経由してインターネットに接続されているということだったので、デスクトップのアイコンを見たがbuffalo社の無線LAN設定ソフトは見当らなかった。
次に、通知領域のあたりを見るとクライアントマネージャVが常駐していた。
これを使って無線LANの設定を試みたが再インストールするように指示が出てうまくいかなかった。
この後、クライアントマネージャVをパソコンから削除して、Windows8.1の機能を使って無線LANの設定をし、無事にインターネットにつながるようになった。
依頼人はWindows10の無料アップグレード期間が終了する7月29日まで、アップグレードしないようにがんばるつもりだという意思表明をした。
私は好んでWindows10にアップグレードした人間なので意見は表明しなかった。
