シャットダウンに時間がかかるのでパソコンを見てほしいという依頼を電話でいただきました。
他にメールの受信にも時間がかかるといわれました。
訪問日時の打ち合わせをしているとメモリーはあるかと尋ねられました。
私のところではパソコン用のメモリーを常備したりはしません。
不良在庫になるのが目に見えているからです。
基本的にメモリーがほしいといわれても依頼者のパソコンの状況を確認するまでは調達したりはしません。
依頼人は近所のヤマダ電機にいってみたがメモリーはないといわれたそうです。
依頼人宅に訪問してパソコンを見ました。
Windows7が動く東芝のノートパソコンです。
私がこれは再生品ですねといったのですが依頼人は新品を買ったと主張しています。
しかし、たぶん、このノートパソコンはリース落ちだと思われます。
元はWindowsVistaが動いていたものをWindows7に換装したのでしょう。
メモリーは１GBしか積まれていません。
私は若干の時間をかけてパソコンを調査しました。
そして、依頼人にシャットダウンが遅いのもメールの受信が遅いのもメモリーが少ないのが主たる原因でパソコン自体には特に問題がないと報告しました。
次に依頼人に対してメモリーの調達方法について説明しました。
すると依頼人はメモリーの調達は私に依頼したいというのです。
続けてメモリーは東芝製でなければいけないのかと聞くのでそんなことはないと返答しました。
私の回答を聞いた依頼人は別の部屋からアイオーデータの箱に入ったノートパソコン用のメモリーを持ってきました。
２GBのSO-DIMMが2個です。
ノートパソコンのメモリーを確認してみました。
そこにはアイオーデータのメモリーと同じ規格の５１２MBのメモリーが2個装填されていました。
差し替えて、ノートパソコンを起動すると４GBを認識しています。
パソコンの反応は劇的に改善しました。
依頼人は以前、別のパソコン用にメモリーを購入したといわれました。
しかし、違うパソコンには使えないと思っていたそうです。
こういうわけなのでメモリーがほしいといわれても簡単に調達に走るわけにはいかないのです。
