Windows Live Mail2012を使っているが一月あまり前からメールが受信できたりできなくなったりしているので、見に来てほしいという依頼を受けた。
これは3年ほど前に私が初期設定を行ったToshiba製のDynaBookである。
OSはWindows7でメールソフトはWindows Live Mail2011だったが更新したらしい。
依頼人の話では送信はできるが受信だけが突然できなくなるということだったのでその線でトラブル事例を調べてみた。
メールサーバーはぷららであったが特にトラブルは起きていない。
また、ぷららのWebメールでは問題なく、送受信ができているようだ。
依頼人の話の内容に該当するような事例は見あたらなかったので、とにかく訪問してみることにした。
Windows Live Mail2012を開くとユーザー名とパスワードを確認する画面が表示された。
OKをクリックするとWindows Live Mail2012は新規メールを受信し始めた。
ユーザー名とパスワードを確認する画面が出たのはおかしいがエラーメッセージは表示されなかった。
一旦、Windows Live Mail2012を終了して開き直してみたが今度はユーザー名とパスワードを確認する画面は表示されず、正常に機能しているように見える。
状況がよくわからないので、、他にある二台のパソコンのメール設定を比べてみることにした。
その中の一台にWindows Live Mail2011があるがこれはプロバイダが違うので、比較対象にならない。
もう一台はWindows8が動いている。
依頼人はWindows Live Mail2012が動いているといったが実際にはOutlook2010だった。
ここで、依頼人にLive Mail2012に問題があるならOutlook2010を使って見たらどうかと相談してみたらあっさりOKがでた。
そこで、Windows7にあるOutlook2010にLive Mail2012と同じアカウントを設定した。
問題なく、メールの受信と、テストメールの送信もできている。
ここでアドレス帳を移行するためにLive Mail2012を開くとエラーが表示された。
パスワードが間違っていると出ているがこれが本当なら受信できたりできなくなったりするはずがない。
とりあえず無視してアドレス帳の移行を行った。
メールのデータは移行する必要はないということだったので、これでOutlook2010は使えるようになった。
依頼人にLive Mail2012を修復する方法があるが試してみたいかと聞くと試したいといわれた。
Live Mail2012におきたトラブルがどのようなものかはっきりしたので修復を試してみることができるようになった。
コントロールパネルを使って「プログラムのアンインストール」を開く。
次にWindows Essentialsを選んでクリックする。
以下のような画面が表示されるので、修復を選ぶ。
しばらく待つと修復が終わる。
これで、エラーは表示されなくなったが問題が解決されたのかどうかはしばらく様子を見てもらう他はない。
