パソコンの設定を移動してほしいという依頼を受けた。
それまで使っていたＸＰのパソコンの動作が遅くて耐えられないので、ＶＩＳＴＡのノートパソコンにインターネットの設定などを移してほしいらしい。
ＸＰや、ＶＩＳＴＡ、それに７などはそれぞれ設定やデータを移行するツールが付いている。
今回はソースネクストのマカセル引越というのを利用した。
※引っ越しソフトの紹介
これ自体には別に問題はなかったのだがその作業にたどり着くまでが想定外の連続であった。
ＸＰはホームエディションで、メモリーを２５６ＭＢしか積んでいない。
その上、一部をグラフィック用に使っている。
電源を入れてから使えるようになるまで１０分以上かかっている。
常駐ソフトもたくさんはいっているのでこの状態では使えないと思われても仕方ないだろう。
メモリーの増設も考えたそうだが別の業者にメモリーが特殊で、今では入手不可能だろうといわれたらしい。
メモリーがRIMMだったようだ。
さてＶＩＳＴＡのノートパソコンだが起動してみると普通に遅い。
こんなモンだろうなと思って画面を見るとノートンが更新期限が切れていると訴えている。
依頼人はＮＴＴの光プレミアムに付いてきたセキュリティ対策ソフトを継続して使いたいらしいので、ノートンは削除。
これも簡単にいかない。
コントロールパネルから削除を試みるのだが他のソフトが利用している可能性があるとかいって削除できない。
そこでノートンのホームページから削除用のツールをダウンロードして強制削除。
次に光プレミアムについて来たＣＤを使って、ソフトを入れようとしたがＶＩＳＴＡには対応していませんといわれた。
そこでＮＴＴ西日本のホームページから新しいのをダウンロードして再びインストールを試みた。
また断られる。
ＶＩＳＴＡには対応していません。
そこでようやく気が付いた。
このＶＩＳＴＡは無印だ。
ＳＰ１もＳＰ２も適用されていない。
以前どこかの記事で、ＮＴＴは無印ＶＩＳＴＡには対応しないといっていたのを思い出した。
そこで手持ちのＤＶＤからＳＰ１のインストールを行った。
時間のかかること、結局２時間ほどかかって更新が終わった。
予定していた時間を大幅に超えたので、さきに設定の移行を行った。
これは至って簡単である。
引越元パソコンにソフトをインストールし、引越先パソコンではＣＤから起動する。
パソコン同士は専用ケーブルでつなぐ。
専用といったって、ただのクロスケーブルだろう。
依頼人と相談しながら、設定とマイドキュメントなどの引越は２０分程度で終わった。
暗くなってきたので、ＮＴＴのソフトは次回以降に回して暫定的にマイクロソフトセキュリティエッセンシャルズを入れて本日の作業はおしまい。
午後１時から作業を始めたので、３時ぐらいには終わってるつもりだったんだがそう都合よくはいかない。
当社ではパソコンの設定を最適な状態に維持できます。福岡市近郊でしたら出張サポートにより対応します。お気軽にご相談ください。
