Windows 11では、ハードの要件がこれまでよりも厳しくなっている。
マイクロソフトは、１０年先までを使うことを想定したといっているようだ。

Windows 11を動かすための要件の中でも特に注意したいのは、暗号化キーの生成などセキュリティ機能を担う「TPM（Trusted Platform Module） 2.0」が必須になったことである。
CPUやメモリー（主記憶容量）が条件を満たしていても、PCがTPM 2.0をサポートしていなければWindows 11は動かない。

以下に、Microsoftのサイトを基にインストールに必要最低限の要件をまとめてみた。

CPU：動作周波数が1GHz以上で2コア以上を備える64ビットのx86互換プロセッサまたは「Snapdragon 850」などのQualcomm製プロセッサ（ARMアーキテクチャ）

GPU：DirectX 12以上（WDDM 2.0ドライバ）

メモリー（主記憶）：4GB以上

ストレージ：64GB以上

システムファームウェア：UEFI（Unified Extensible Firmware Interface）でセキュアブート対応

TPM：トラステッド プラットフォーム モジュール（TPM）バージョン 2.0

Windows Pro以上のエディションが備える「BitLocker To Go」を使うには、USB接続のフラッシュメモリドライブが必要である。
「Client Hyper-V」には、EPT（Extended Page Table）やNPT（Nested Page Table）と呼ばれる第2レベルのアドレス変換（Second Level Address Translation：SLAT）対応のプロセッサが必要である。
ただし、これはCore iシリーズなどの64bitx86互換プロセッサが備えている。

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