経理部で、新たな財務会計パッケージを使用することになり、このパッケージを搭載した新サーバがベンダから納品され、そのサーバの運用管理は情報システム部が別に行うこととなった。
利用者部門である経理部と、運用部門である情報システム部の間で、サービスレベルの観点で合意しておくべき事項にはどのようなものが考えられるだろうか。


サービスレベルというのは、システムが提供するサービスの品質の度合である。
サービスレベル管理としては、提供するサービスの範囲・内容などを定め、サービスの水準を明確にし、サービスレベルを維持・改善していくことが求められる。
サービスレベル管理として定めておく必要があるものを例として以下に上げてみよう。

サービスを利用できる時間帯
サービスを利用できる稼働率
サービスの応答時間
利用できるディスク容量
バックアップの頻度
バックアップデータ保管期間

以上から、
「財務会計パッケージを利用可能な時間帯」と「データのバックアップの取得範囲と頻度」の２項目については合意しておく必要がある。

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