APIPAというのは(Automatic Private IP Addressing)の略である。
アピパと呼びたくなるのだがそう呼んではいけないらしい。
これはネットワーク機器に自動的に割り振られるアドレスでリンクローカルアドレスと呼ばれている。
APIPAはマイクロソフトでの呼び名で、他ではAutoIPと呼ばれることが多い。
今時のパソコンは皆、ネットワーク機器である。
このパソコンにDHCPで、アドレスが割り振られるか、管理者が手動でアドレスを割り振るかしなければAPIPAが仕事を始めて、IPv4では169.254.0.0/16の範囲内からランダムに選びそれを設定する。
スタンドアローンなパソコンではこれでいいがLANにつながっている場合はアドレスが他のネットワーク機器で使用されていないかを確認する動作をおこなう。
さてこのアドレスを使ってインターネットにアクセスしてはいけないことになっている。
ルータはプライベートアドレスの通信をインターネットに送出しないことになってるはずだがどうだろう。
またIPv6では、リンクローカルアドレスとしてfe80::/10が使用される。